妊娠した女性が襲われる症状として、つわりやだるさなどがあります。


これはホルモンバランスが乱れる事によって発生するものですが、妊娠高血圧症候群も妊娠特有の症状になります。


妊活中の女性の体にのしかかる負担はとても大きなものですが、こうした負担に適応出来ない事によって発症をしてしまいます。


この妊娠高血圧症候群は、妊娠期間が長くなるごとに負荷が増していきますので、妊娠20週以降の妊娠中期に起きやすいトラブルです。

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妊娠高血圧症候群が起きる原因は?



妊娠高血圧症候群が発生する原因は諸説あり、はっきりとしたところは分かっていないのが現状です。


考えられる原因として挙げられるのが、循環器系に大きな負荷が掛かっていること。


妊娠高血圧症候群になってしまう事で、壊れた血管の壁を作り直す働きが弱まっていきます。事で食事やサプリメントなどから取り入れた栄養素を、胎盤を通じてお腹の中にいる赤ちゃんに届け辛くなってしまうんですね。


このままですと、赤ちゃんの成長・形成に大きな支障が生まれてきてしまいますから、妊婦さん側の体は何としてでも赤ちゃんに酸素や栄養を届けて上げようと言う働きが強まります。


無理にでも多く届けようと循環器系を酷使してしまった結果、妊娠高血圧症候群となり高血圧や尿たんぱくなどの症状が出始めてしまいます。

なりやすい人は?



BMIなどの数値が高い肥満体系であったり、35歳以上の高齢出産、逆に15歳以下の女性の発症率も高くなると報告がされています。


また、元々家系が腎疾患や糖尿病、高血圧などを引き起こしやすく、妊娠にかかる負荷に適応できないような要因がある事で妊娠高血圧症候群に発症しやすいと言われています。

赤ちゃんに与えられる影響とは?



妊娠高血圧症候群が赤ちゃんにもたらす影響として問題になるのが、栄養素や酸素が十分に供給できなくなってしまう事。


高血圧になってしまいますと胎盤の血流が悪くなりますので、赤ちゃんの発育にも重大な影響が出てしまう恐れがあります。


影響が出るのは赤ちゃんだけでなく、脳卒中の危険性が高まる他、なかなか出血が治まらないなどの症状が妊婦さんに出る事もあります。

妊娠高血圧症候群の症状とは?



妊娠高血圧症候群として現れる症状は主に2つあり、高血圧と尿たんぱくになります。


診断される場合、実際に医師が数値を測り総合的に判断して行きます。


この2つの症状は同時に見られることもありますし、どちらか一方しか症状が現れない場合もあります。


特に、尿たんぱくは症状として現れるにも拘わらず、血圧にさほど異常が見られないようであれば妊娠高血圧症候群と診断される事はありません。

自覚症状で早期治療を!



この妊娠高血圧症候群は、自覚症状として感じることが可能です。


主に見られる特徴として、むくみや頭痛、妊娠をしてから血圧の数値が急上昇したなどが挙げられます。


些細な事でも異常として体に知らせてくれますので、今までと様子が異なるようであれば病院で診察を受けましょう。


普段からむくみやすい体質だと言う方であれば、妊娠高血圧症候群だと判断が難しい可能性があるので注意が必要です。


押してもなかなか戻らないむくみ、顔や手足がパンパンに張れ上がるようであればまずは妊娠高血圧症候群を疑って下さい。

妊娠高血圧症候群を防ぐためには?



発症すると赤ちゃんに影響が出るなど、危険が付きまとう妊娠高血圧症候群。


発症しないためにも普段の生活から、規則正しい生活を送っていく事が何よりの予防策になります。


既に妊娠をしている方、これから妊活に取り組んでいこうという方も以下に挙げるポイントを今一度確認をしてみて下さい。

体重をコントロール



妊娠をする事で、お腹の中の赤ちゃんに栄養を与えるために非妊娠時よりも栄養を摂るようになります。


そのため、多少体重が増加してしまう事は仕方がない事ですが、急激に体重が増えてしまう場合は高血圧のリスクが高まります。


妊娠線なども出来てしまう事があるため、毎日体重計に乗り体重を把握しておくなどしっかりとコントロールをして行きましょう。

塩分を摂り過ぎない



高血圧にならないために定められている1日に摂取すべき塩分の量は7g程とされています。


ですが、日本食には塩分が多く含まれている上に、外食やコンビニなどで食事を済ませてしまう方も多いでしょう。


日本人は平均して1日に10g以上の塩分を摂取していると言われています。1日の食事の中で極力塩分をカットするように心がけ、7gを超えないようにしましょう。


コンビニでご飯を買う場合には、含まれている塩分量をチェックする事も大切です。

適度な運動を



高血圧にならない事、さらには気分転換も兼ねて適度な運動を心がけましょう。


運動についてはそれほど激しい物でなくとも大丈夫です。ウォーキングやヨガなどを行う事で、血液の流れを良くしてくれるだけでなく、脂肪を燃焼し太りにくい体質へと変えてくれます。


妊娠高血圧症候群防止には、体重をコントロールしておくことが必須ですのでまさに一石二鳥であると言えますね。

定期的な検診を



自覚症状として、むくみや頭痛などが現れた場合には病院へ行くことも多いはず。


ただ、妊娠高血圧症候群は自覚症状がないままゆっくりと病状が進行している事も考えられます。


症状が重くなる前に、妊婦健診をきちんと受け早期発見・早期治療をしていく事が大切です。